・場所
栃木県庚申山・鋸山
・ルート
11/9
銀山平駐車場(15:40)→一ノ鳥居(16:40)→庚申山荘(18:00)
11/10
庚申山荘(5:40)→庚申山山頂(6:40)→薬師岳(7:50)→鋸山山頂(8:40)→六林班峠(9:40)→庚申山荘(12:00~12:40)→庚申七滝(13:30)→銀山平駐車場(14:30)
itさんとの庚申山登山。
11/9に午前だけの仕事を終え、itさんと合流。
庚申山ふもとのカジカ荘の駐車場に15:30に到着した。
カジカ荘の受付で登山届けを提出、庚申山荘の宿泊費2000円を支払って出発。
砂利道を登って一ノ鳥居に着いたころには、辺りが暗くなっていた。
ヘッドライトを点灯して足元の石に気をつけ、霧雨が降り始めたので庚申山荘にできるだけ早く到着できるように道を登った。
緑色に光る猿の目に驚いたり、久しぶりの運動で脚をつってしまったりしたが、なんとか庚申山荘に到着。
脚をもみながら夕食をとり、いいちこを飲んでさっさと就寝。
山荘には布団が用意されていたので、寝袋に包まって布団の上で寝られた。

国民宿舎カジカ荘。

一の鳥居までの道。自転車があると楽そう。
5時前に起床。天気は薄く曇っているが雨は降っていなかった。
朝食をとり、登山に不要な荷物を山荘に置いて出発した。
岩を削り、梯子を架けて整備された登山道を進み、1時間程で山頂に到着。
山頂の少し先にある展望台で北側の風景を楽しみ、雲がまだ薄いままなので午前中は雨は降らないだろうと予想して、鋸山に向かった。

中腹から朝のうちは雲海が見えた。

庚申山から鋸山と皇海山。
ここから笹の背が高くなっている場所があったが、しっかり踏み跡もあり、ルートが尾根沿いなので順調に進むことができた。
薬師岳を通過してからは岩場や鎖場が続き、息を切らせながら這い上がって鋸山山頂に到着。
天気が悪くなることを考えて皇海山には向かわず、六林班峠から庚申山荘へ戻ることになった。

鋸山へ向かう道。

笹の背がこのようになる。

鋸山の鎖場。梯子のある岩を登る。

鋸山から南側。

鋸山山頂。背後に皇海山。
ここからが笹地獄だった。
笹の背が顔近くまで伸びた状態が続いており、ルートを見失っては目印のリボンや標識を探し、笹で見えない木の根を踏んでは滑り、倒木にすねをしこたまぶつけては顔をゆがめた。
六林班峠からは延々と続く笹踏みと沢越えに閉口。
とにかく山荘まで笹に苦しめられ続ける道程だった。
幾度かカモシカの姿を見られたのがせめてもの心の慰み。

六林班峠までは笹だらけ。倒木も多い。

山荘まで何度も沢を越えていく。

庚申山荘。
庚申山荘で荷物を回収し、しばらく休憩した後に麓へ下った。
行きでは見られなかった沢と終わりかけの紅葉を目で楽しみ、カジカ荘で温泉に浸かって痛む脚を癒した。

猿の山らしく、大きなサルノコシカケ。

苔生した岩、沢の音、紅葉。
宇都宮で餃子を食べて帰路へ。
春の登山から体重が10kg以上増えてしまっていたが、運動不足と相まって登山の能力低下に効果覿面だった。
特に鋸山から庚申山荘までの道のりでは、疲れとともに集中力がなくなって危ないところもあった。